こんにちは!理学療法士のパワーポイント関連の記事を作成しています。

パワーポイントのスライドをデザインする意味って何ですか?
症例報告や勉強会など伝え方は同じで良いんでしょうか?

以上のような、理学療法士の質問にお答えします。

✔この記事の内容
・デザインが必要な意味
・以下の場面のデザインの工夫の仕方の違い
 『症例報告』
 『職場勉強会』
 『健康教室』
 『セミナー』
 『学会発表』
 『資料作り』

 デザインが必要な理由は、ただ一つその方が【見やすい】からです。理由はそれだけです。

 理学療法士はパワーポイントを使用するタイミングがたくさんあります。むしろ臨床や対人以外の活動には割と必須アイテムです。特に理学療法士が扱うような内容は正解があるわけではなく、独自で導き出したことや分かった事など聞いている側が初めて聞くものという場合もあります。

 理学療法士としての知識や現場のテクニックは積極的に学んでいる方は多いです。しかし、【資料を分かりやすくする】という点で意識して学んでいる方はかなり少ないと思います。また、何を伝えやすくする必要があるのかは場合によって異なります。これが大事です。症例報告と勉強会では伝わりにくい点・伝わって欲しい事が違うのです。今回はひとつずつ見ながら何が必要か考えていきます。

目次

症例報告

症例検討

 症例報告は、多くの場合、同職種である理学療法士に向けて発表することが多いと思います。そのため、分かりやすくするポイントは結果と過程です。グラフや表なども必要に応じて使用し見やすくすることが大切です。

職場勉強会

職場勉強会

 勉強会は、基本的には理学療法士向けが多いと思いますが、多職種へも行うことがあります。分かりやすくするためのポイントとしては、同業種同士で分かる内容にすることです。具体的には、今回の何が新しくてどうそれを理解して欲しいのか、という事です。ただ情報を流すだけではなく、ここが特に!という点を上手に強調できるようになるのがベストです。

健康教室

健康教室

 健康教室は、対象が地域住民であるので他とは少し異なります。分かりやすくするためのポイントは専門用語なしで伝えたいことを上手に伝えるです。専門職ではない相手の場合はこれを徹底します。また、イラストや写真を上手に使ってイメージしてもらう事も大切です。イメージと理解をうまく促せるような構成にします。

セミナー

セミナー

 セミナーはかなりパターンが多いため、これと決められるものではありません。しかし、共通して言えるのは不特定多数に発信している点です。そして、学会参加や症例検討などと異なる点はセミナーと聞くだけでは内容が想像しにくい事です。セミナーの良しあしの判断をどこでするかですが、まず判断に大きく貢献するのはセミナー始めのスライドだと思います。最初の提示でいかに引き付けられるか?分かりやすくするポイントはそこです。

学会発表

学会発表

 学会発表は、ある程度抄録などで内容を知った上で見てもらえるので、丁寧にスライド作りをすれば伝わると思います。ただ例えばポスター発表の時は、先程同様パッと見て目を引くデザインというのが、分かりやすくするポイントとなります。

パワポをデザイン

 資料を用いて説明する時には、本当に見た目のデザインは重要です。後で見返す資料になるかどうかも極端に言えばデザインが大きく関与すると思います。内容は良くても見にくい資料を後で読もうと思いませんからね。上で見てきたように場面ごとに重要視しておくところが少しずつ違います。どんな場所でどんな集団に何を伝えるのか?を考え、見やすさの方向性も考えてみて下さいね。

パワポをデザイン、発表の場別グラフ

 パワーポイントでの見やすさや伝わりやすさのコツを別記事で紹介しています。良ければそちらもご参照下さい。

投稿者
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Taisuke

転倒予防に関して様々なお役立ち情報を投稿します。 【About me】 理学療法士10年目・認定理学療法士(介護予防)・国際情報の配信事業部会員(理学療法士協会)・地域での講演や健康チェックなど予防活動が専門です。

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